ご祝儀を準備
1週間前〜前日
新札の用意から袋の書き方、袱紗の選び方まで、ご祝儀には細かなマナーがあります。
Essential
必須のマナー
ここだけは押さえておきたい、最優先のマナー。
新札を用意する
「この日のために用意した」という意味を込めて新札を。銀行で両替するか、ATMで新札を引き出します。
偶数枚の札を避ける
2で割り切れる=別れを連想させるためNG。3万円なら1万円札3枚、5万円なら1万円札5枚など奇数枚で。
4・9を含む金額を避ける
「死」「苦」を連想する4万円、9万円はNG。ただし8は末広がりで可、10万円は切りが良くOK。
結びきり・あわじ結びの水引を選ぶ
「一度きりのお祝い」という意味の結びきり・あわじ結びを選びます。蝶結びは何度もを意味するためNG。
袋の表書きは「寿」「御祝」
「祝御結婚」「壽」もOK。4文字は「死文字」と言われるので3文字や奇数文字を選びます。
中袋に金額・住所・氏名を書く
金額は旧字体(壱・弐・参・伍・拾・萬)で。新郎新婦が誰からいくら貰ったか管理しやすくするためです。
Recommended
推奨のマナー
知っておくと安心できる、丁寧なふるまい。
袱紗(ふくさ)に包んで持参
ご祝儀袋をそのままバッグに入れるのはマナー違反。袱紗の色は赤・ピンク・紫など暖色系を選びましょう(紫は慶弔両用)。
金額は立場・年齢に応じる
友人なら3万円が定番。30代以降や上司なら5万円〜。親族はさらに高額が一般的です。
ご祝儀袋は金額に見合うものを
100均のシンプルな袋は3万円までが目安。5万円以上は装飾の華やかな袋を選びましょう。
毛筆・筆ペンで濃い墨色で書く
薄墨は弔事用。慶事は濃い墨色ではっきりと書くのがマナーです。
Regional
地域差のあるマナー
地域ごとの風習や慣例。式の開催地に合わせて確認しましょう。
【北海道】会費制が主流。ご祝儀袋は不要
北海道の結婚式は約9割が会費制。会費(一般的に1万5千〜2万円)を受付で直接お渡しします。祝儀袋・新札・袱紗は不要で、参列者の経済的な負担を軽減する文化です。
北海道【沖縄】ご祝儀の相場は1万円が一般的
沖縄では参列者が100〜300人と非常に多く、ご祝儀の相場は1万円が基本です。本土の感覚で3万円持参すると逆に違和感があるので、現地のしきたりに合わせましょう。
沖縄【青森・東北の一部】会費制の地域がある
青森県や東北の一部地域でも会費制が見られます。招待状に「会費制」と明記されているか、新郎新婦に事前に確認しましょう。会費の場合はご祝儀袋・新札不要です。
東北【名古屋・愛知】ご祝儀相場が全国平均より高め
名古屋を中心とした中部地域は、ご祝儀の相場が全国平均より高い傾向があります。友人で5万円が出ることも。引出物も豪華な傾向があり、披露宴全体の格式が高めです。
中部・東海
Reference
知識として
昔の慣習。現代では気にしなくて大丈夫な参考情報です。
二重封筒はNG → 今は気にしない
「重なる=再婚を連想」とされましたが、現代ではほぼ気にされません。むしろ豪華な袋ほど二重構造です。
新札は折り目をつける → 今は綺麗なまま
「真新しすぎると不幸を予期したよう」という説もありましたが、現代では新札のまま渡すのが一般的です。
必ず筆ペン → ボールペンOKという声も
正式には筆ペンですが、中袋の金額・住所・氏名はボールペンでもOKという意見が増えています。表書きは筆ペン推奨。